ディープラーニング入門

学習目標: ニューラルネットワークの基本構造と動作原理を理解する

ディープラーニングとは

ディープラーニング(深層学習)は、多層のニューラルネットワークを使用した機械学習の手法です。 「深い」は層の数が多いことを指し、これにより複雑なパターンを学習できます。

ニューロンの仕組み

生物のニューロン
  • 樹状突起: 信号を受け取る
  • 細胞体: 信号を処理
  • 軸索: 信号を送り出す
  • シナプス: 次のニューロンへ伝達
人工ニューロン
  • 入力 (x): データを受け取る
  • 重み (w): 入力の重要度
  • バイアス (b): しきい値の調整
  • 活性化関数: 非線形変換
ニューロンの計算式

y = f(w₁x₁ + w₂x₂ + ... + wₙxₙ + b)

f は活性化関数(ReLU、Sigmoidなど)

ニューラルネットワークの構造

入力層 隠れ層1 隠れ層2 出力層
入力層

データを受け取る層

隠れ層

特徴を抽出・変換する層(複数可)

出力層

予測結果を出力する層

活性化関数

活性化関数は、ニューロンの出力に非線形性を加えます。これがないと、どれだけ層を重ねても線形変換にしかなりません。

ReLU

f(x) = max(0, x)

  • 計算が高速
  • 勾配消失問題を軽減
  • 最も広く使用される
Sigmoid

f(x) = 1/(1+e⁻ˣ)

  • 出力が0〜1の範囲
  • 確率として解釈可能
  • 二値分類の出力層で使用
Softmax

f(xᵢ) = eˣⁱ/Σeˣʲ

  • 出力の合計が1
  • 確率分布として解釈
  • 多クラス分類の出力層で使用

学習の仕組み

  1. 順伝播(Forward Propagation)

    入力データを層を通して処理し、予測を出力

  2. 損失計算(Loss Calculation)

    予測と正解の差(誤差)を計算

  3. 逆伝播(Back Propagation)

    誤差を元に各重みへの影響(勾配)を計算

  4. パラメータ更新

    勾配降下法で重みを更新し、誤差を減らす

理解度チェック

Q. ニューラルネットワークで「深い」とは何を意味しますか?