C
Claude Academy
Practical Use Cases

実用ユースケース集 (クラウド版 × ローカル版 連携)

約 14 分 · クイズ 5 問 · 演習 2 問
重要キーワード (3 語)
Use Case (ユースケース) — 実際の業務での使い方の具体例
Map-Reduce Pattern (マップリデュース) — 並列で分散処理 → 集約するパターン
Pipeline (パイプライン) — Code → クラウド版 Claude Code → Code のように連携する作業フロー

クラウド版 Claude Code と Code の本領は 連携 で発揮される

単独で使うのも便利ですが、Code (ローカル) と クラウド版 Claude Code (クラウド) を連携 させると、実務で劇的に効きます。

連携パターンの基本

[Claude Code (ローカル)]            [クラウド版 Claude Code (クラウド)]
    │                                       │
    │ 1. 設計・準備                          │
    │ 2. 機密データの匿名化                   │
    │   ───────────► 公開可能データを渡す──► │
    │                                       │ 3. 重い処理 (時間・並列)
    │ ◄──── 成果物 ((PR / Drive)) ──────────│
    │                                       │
    │ 4. 結果のレビュー・微調整               │
    │ 5. 本番反映                           │

Code = 設計と機密処理、クラウド版 Claude Code = 重い処理、と役割分担。


実用ユースケース 10 選

🎯 UC1: 競合プライシング動向 (毎週)

目的: 経営会議向けに競合の料金変動を毎週レポート

フロー:

[Code]    競合リスト (CSV) を準備、対象URL を確認
   ↓
[クラウド版 Claude Code]  30 社の料金ページをスクレイプ → 表化 → Drive 保存
   ↓
[Code]    前週との差分を計算 → 重要変更 3 件を抽出
   ↓
[Slack]   #leadership に「今週の動き」サマリ投稿

所要時間: クラウド版 Claude Code 1 時間 / Code 30 分 / 人間レビュー 15 分

🎯 UC2: 大規模ライブラリ移行 (例: React 17 → 18)

目的: 老朽化したフロントエンドの依存更新

フロー:

[Code]    現状の依存ツリーを `npm ls react` で確認
[Code]    Plan Mode で移行計画を Claude に作成
   ↓
[クラウド版 Claude Code]  リポジトリ clone → 依存更新 → breaking changes 対応
            → テスト実行 → PR 作成
   ↓
[Code]    PR レビュー、テスト追加、CI 結果確認
   ↓
[GitHub]  マージ

所要時間: クラウド版 Claude Code 3〜4 時間 / Code レビュー 1 時間 ポイント: 機密性が低く、テストで品質を担保できるタスクは クラウド版 Claude Code に任せられる典型例

🎯 UC3: GitHub Issue 大規模トリアージ

目的: 200+ オープン Issue を分類してアクションリスト化

フロー:

[クラウド版 Claude Code]  GitHub MCP で全 Issue を取得 → 各 Issue を読む
            → カテゴリ分類 (bug/feat/docs/wontfix)
            → 優先度判定 (P0/P1/P2)
            → 重複検出
            → Notion DB に整理して保存
   ↓
[人間]    ハイ優先度 Issue だけ確認 → アクション決定

所要時間: クラウド版 Claude Code 2〜3 時間 / 人間 30 分

🎯 UC4: 顧客フィードバック分析

目的: 直近 3 ヶ月のサポート問い合わせから改善優先順位を抽出

フロー:

[Code]    社内 DB から問い合わせデータをエクスポート
[Code]    PII マスキング (顧客名・連絡先を匿名化) ← 機密処理は手元で
   ↓
[クラウド版 Claude Code]  匿名化済みデータをカテゴリ分類 → 頻度集計
            → 「最も多い不満」「最も高いコスト」を特定
            → グラフ作成 → スライド生成
   ↓
[Code]    PM チームでレビュー、ロードマップに反映

所要時間: Code 1 時間 (匿名化) / クラウド版 Claude Code 2 時間 / レビュー 1 時間 ポイント: PII の匿名化を Code でローカル完結 させてから クラウド版 Claude Code に渡す

🎯 UC5: 社内ドキュメント整備

目的: 散らばった社内ドキュメントを統一フォーマットに

フロー:

[クラウド版 Claude Code]  Notion / Drive / GitHub の全ドキュメント走査
            → 重複検出
            → 古い情報の検出 (最終更新が 6 ヶ月以上前 etc)
            → 統一テンプレで再構成案を提示
            → 「整理レポート」を Drive に保存
   ↓
[人間]    レポートをレビュー → 承認後に クラウド版 Claude Code が実反映 (or 人手で)

所要時間: クラウド版 Claude Code 4 時間 / 人間レビュー 2 時間

🎯 UC6: マーケコンテンツ一括生成

目的: 月初に翌月分のブログ 5 本 + メールマガ 4 通を準備

フロー:

[Code]    過去のヒット記事をローカル分析、テーマを 5 つ決める
   ↓
[クラウド版 Claude Code]  各テーマに対してブログ下書き (1500 字) を生成
            → SEO キーワードの調査 (Web Search)
            → メールマガ 4 通も連動して生成
            → Drive `/marketing/2026-06-drafts/` に保存
   ↓
[Code]    人間レビュー → 微調整 (Code or VS Code 拡張)
   ↓
[CMS]     公開スケジュール設定

所要時間: クラウド版 Claude Code 2 時間 / 人間レビュー 2 時間

🎯 UC7: コードベース監査

目的: 四半期ごとの依存脆弱性 + 死んだコード検出

フロー:

[Code]    リポジトリで `pip-audit` / `npm audit` を実行
   ↓
[クラウド版 Claude Code]  全 audit レポートを集約 → CVE データベースで詳細確認
            → 重大度別に整理
            → 「死んだコード」(参照ゼロ関数) も同時検出
            → Markdown レポート生成
   ↓
[Code]    レポートをレビュー → 修正 PR を作成 (手元で)

所要時間: クラウド版 Claude Code 3 時間 / Code 修正 1〜2 時間

🎯 UC8: 採用候補者リサーチ

目的: シニアポジションの応募者プロファイルを公開情報で補強

フロー:

[Code]    候補者リスト (氏名 + 公開 LinkedIn / GitHub URL) を準備
[Code]    PII マスキングは不要 (公開情報なので)
   ↓
[クラウド版 Claude Code]  各候補者の公開情報を集約
            - GitHub: コミット頻度、主要言語、OSS 貢献
            - 公開記事・登壇歴
            - 過去の所属企業のサイズ・分野
            → 「補強プロファイル」を作成
   ↓
[人間]    面接準備に使用

所要時間: クラウド版 Claude Code 1 時間 / 5 名分 注意: プライバシーに配慮、公開情報のみ。SNS の私的内容は触らない指示を。

🎯 UC9: 年次レポート (英文資料の和訳要約)

目的: 海外 50 社の年次レポート (英語 PDF) から要点抽出

フロー:

[クラウド版 Claude Code]  各 PDF を取得 (公開 URL) → ページ解析
            → 財務ハイライト抽出
            → AI 関連の戦略言及を抽出
            → 日本語要約 (300 字/社)
            → スプレッドシートに集計
   ↓
[Code]    手元で詳細レビュー、追加分析

所要時間: クラウド版 Claude Code 4 時間 (50 社並列)

🎯 UC10: イベント運営支援 (登壇者調整)

目的: 来月のイベントに向けて 20 名の登壇者を調整

フロー:

[クラウド版 Claude Code]  Calendar Connector で各登壇者の空き時間を取得
            → 講演テーマと組み合わせて最適スケジュール案 3 つ
            → 当日のタイムテーブル下書き
            → スライドテンプレ 1 本作成
            → 全登壇者へのメール下書き (Drive 保存)
   ↓
[人間]    確認 → 修正 → 送信

所要時間: クラウド版 Claude Code 2 時間


連携パターンの設計原則

① 機密処理はローカル (Code)、重い処理はクラウド (クラウド版 Claude Code)

PII マスキング     → Code (機密)
スクレイピング     → クラウド版 Claude Code (重い)
本番 DB 操作       → Code (機密)
スプレッドシート整形 → クラウド版 Claude Code (重い)

② 短いループは Code、長いバッチは クラウド版 Claude Code

インクリメンタル開発 → Code (対話的)
夜間バッチ           → クラウド版 Claude Code (任せきり)

③ Connector で繋いで両方から使う

社内 MCP サーバーを書いておけば: - Claude Code から: ローカル CLI で社内 API 叩く - クラウド版 Claude Code から: クラウドで社内 API 叩く (適切な認証で)

同じ社内ツールを両方の文脈から使える (ch6-l4 の MCP 参照)

④ 結果は外部に保存

クラウド版 Claude Code の VM はタスク終了で消える
   ↓
成果物は必ず Drive / GitHub / Notion / Slack に
   ↓
Code から再アクセスして続きの処理

始め方の推奨ロードマップ

やること
1 週目 claude.ai で Project を 1 つ作る、クラウド版 Claude Code で軽いタスクを 1 件試す
2 週目 クラウド版 Claude Code で 30 分〜1 時間のタスクを 3 件、ジョブ仕様の質を改善
3 週目 機密度の低い半日タスクを クラウド版 Claude Code に任せる、Code との連携を試す
4 週目 チームに展開、Custom Connector 作成検討
1 ヶ月後 月 10〜30 時間の クラウド版 Claude Code 利用 (Pro〜Max 5x で運用)

💡 小さく始めて、成功体験を積んでから広げる のが定石。最初から「100 件のタスクを並列に」と欲張ると失敗します。

▶ ユースケース設計
あなたの業務 (役職・業界を仮定して構いません) で Code と クラウド版 Claude Code を連携させた業務改善案を 3 つ提案してください。各案に「フロー (Code/クラウド版 Claude Code のどちらが何をするか)、所要時間、期待効果、リスク」を含めてください。

Hands-on 演習

演習 1: 自社向けユースケース 5 件を設計

あなたの業務で Code × クラウド版 Claude Code 連携 で価値が出るユースケースを 5 件設計してください。

各ユースケースに含める: 1. 目的 (なぜやるか、ビジネス価値) 2. フロー (Code / クラウド版 Claude Code / 人間 の役割分担を明示) 3. 所要時間 (Code / クラウド版 Claude Code / 人間それぞれ) 4. 機密度 (低/中/高、データの扱い注意) 5. 期待効果 (時短時間 / 品質向上 / その他) 6. リスク (失敗時の影響、緩和策)

フォーマット: 1 ユースケースあたり Markdown で 8〜15 行。

▶ Playground を開いて実行
💡 ヒント

上記の UC1〜UC10 を参考に、自社の文脈に合わせてアレンジしましょう。「機密処理は Code、重い処理は クラウド版 Claude Code」の原則を守ると失敗しにくいです。

演習 2: 1 つのユースケースを実際に試す

上記の UC1〜UC10 から 1 つを選び、実際に試してください (機密データを使わない範囲で)。

おすすめスタート: - UC1 競合プライシング (公開情報、判りやすい成果物) - UC8 採用候補者リサーチ (公開情報のみ) - UC9 年次レポート要約 (公開 PDF)

手順: 1. ジョブ仕様を 5 要素 (ch7-l3 参照) で書く 2. クラウド版 Claude Code に投げる (Pro 月枠で OK な範囲で) 3. 完了後、成果物の品質と所要時間を評価 4. 改善点をジョブ仕様に反映 → 翌週もう一度試す

評価項目: - 所要時間が予想通りか - 成果物の品質 (10 段階) - 人間が手直しした時間 - 実コスト (Compute Hours)

▶ Playground を開いて実行
💡 ヒント

最初は 5 社程度の小規模で試して、感触を掴んでから 30 社規模に広げるのが安全。失敗しても Pro 月枠を使い切らずに済みます。

進捗保存にはログインが必要 クイズに挑戦 (5問)

💬 このレッスンへの質問 (0)

全質問を見る →
質問の投稿には ログイン が必要です。閲覧は誰でも可能です。

まだ質問はありません。最初の 1 件を投稿してみましょう。