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Claude Academy
For ChatGPT Users

😎 ChatGPT民が損する 10 の癖

ChatGPT で身に着いた書き方を、そのまま Claude に持ち込むと 知らないうちに損 をしているかもしれません。 どれも「悪いプロンプト」というわけではなく、Claude の特性に合わせて書き直すと 応答が短く・正確に・狙い通り になります。 各エントリの 「Playground で試す」 ボタンで、推奨版を即座に体感できます。

💡 使い方のコツ

まず気になる癖を 2〜3 個ピックアップ →「ChatGPT 風」と「Claude 流」を Playground で同じトピックで試して、応答の違いを 体で覚える のがおすすめ。 勉強会では「自分が思い当たる癖」を 1 つ選んで参加者同士でシェアすると盛り上がります。

🪜
推論の指示 #1

毎回「ステップバイステップで考えて」を付ける

ChatGPT 風 よくある書き方
次の問題をステップバイステップで考えてください。

問題: りんごが3個、みかんが5個ある。半分ずつ友達にあげたら、何個ずつ残る?
Claude では何が起きる?

Claude は元から段階的に考える傾向が強く、明示的な指示なしで連鎖的推論を行います。「step by step」と書いても精度はほぼ変わらず、出力が冗長になりやすいだけ。Extended Thinking 対応モデルなら、推論プロセスは内部で処理されるため尚更不要。

Claude 流 推奨アプローチ

「考え方を見せて」より、**考えてほしい観点を具体的に列挙** するほうが効きます。例: 「①前提 ②根拠 ③反論 の順で」「結論→理由→具体例 の順で」

次の主張の妥当性を ①前提 ②根拠 ③反論 の順で論じてください。

主張: 「リモートワークは生産性を下げる」
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🙇
プロンプトの装飾 #2

過剰な敬語やお願いプレフィックスを付ける

ChatGPT 風 よくある書き方
お忙しいところ恐れ入ります。可能でしたらで構いませんので、もしお時間に余裕があれば、以下の英文を日本語に翻訳していただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

Hello, world.
Claude では何が起きる?

Claude は丁寧語・命令調どちらでも応答品質はほぼ同じ。ただし長い前置きはトークンを消費し、たまに「依頼の本体は何か」を見失う原因にもなる。

Claude 流 推奨アプローチ

**何をしてほしいか・どんな出力が欲しいか** を直接書く。敬語より「制約条件を1行追加する」ほうが品質に効きます。

次の英文を、ビジネスメール調の自然な日本語に翻訳してください。

Hello, world.
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📋
出力形式 #3

毎回「Markdown 形式で」と指示する

ChatGPT 風 よくある書き方
Python のリスト内包表記について、Markdown 形式で見出しと箇条書きを使って説明してください。
Claude では何が起きる?

Claude は要求された出力形式を文脈から判断する精度が高く、API 経由ではむしろ Markdown を抑制したいケースもあります(プレーンテキスト出力にしたい時など)。「Markdown で」だけでは不十分で、**どの構造化要素を使うか** を指定するほうが意図通りになる。

Claude 流 推奨アプローチ

「H2 見出し3つ + 各セクションに 3 つの箇条書き + 最後にコード例」のように、**構造を具体的に指定**。逆にプレーン出力が欲しいなら「Markdown 記法は使わない」と明示。

Python のリスト内包表記について説明してください。

出力形式:
- H2 見出し: 「基本構文」「典型例」「よくある落とし穴」の 3 つ
- 各セクションに 3 行以内の説明 + 1 つのコード例
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💭
文脈の省略 #4

短い質問だけ投げて、文脈を省略する

ChatGPT 風 よくある書き方
これってどう思う?

「来週までにこの企画書まとめといて」
Claude では何が起きる?

ChatGPT 系は雑なプロンプトでも雰囲気で答える傾向があるが、Claude は「どんな立場で・誰に向けて・何を判断してほしいか」が曖昧だと、汎用的・教科書的な回答に流れやすい。

Claude 流 推奨アプローチ

**「あなたは誰 / 私は誰 / 何を判断してほしい」の 3 点セット** を最低限つける。30 秒で書ける情報を足すだけで、回答の解像度が一段変わります。

あなたはチームマネジメント経験 10 年の上司役として、私(入社 2 年目のメンバー)に対して、上司から言われた以下のセリフが「適切な業務指示」か「曖昧でモヤる依頼」か、3 つの観点で評価してください。

セリフ: 「来週までにこの企画書まとめといて」
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🎭
役割の指定 #5

役割 (system プロンプト) を全く与えない

ChatGPT 風 よくある書き方
コードレビューして。

def add(a, b): return a + b
Claude では何が起きる?

system プロンプトなしだと、Claude は「汎用アシスタント」として無難な観点を網羅しがち。得意領域 (コード・分析・執筆) ほど、役割を与えると出力の **専門性と一貫性** が顕著に上がる。

Claude 流 推奨アプローチ

Playground の「System Prompt」欄に「あなたは XX のシニアエンジニアで、特に YY を重視する」と書くだけで体感が変わる。**役割 = どの観点で評価してほしいかの指定** と捉える。

次のコードをレビューしてください。

def add(a, b): return a + b
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🔁
やり直しの指示 #6

「もう一度」「やり直し」と曖昧に修正指示する

ChatGPT 風 よくある書き方
(1 ターン目: 何かを生成)
もう一度やり直して。
Claude では何が起きる?

「やり直し」だけでは、Claude は **何を変えるべきか分からない** ので、ほぼ同じ内容を再生成する。ChatGPT も同じだが、Claude の長コンテキストを活かすなら、対話の中で具体的に修正点を指示するほうが圧倒的に効率が良い。

Claude 流 推奨アプローチ

「もう一度」ではなく、**「○○ の部分を△△ に変えて、それ以外は維持して」** と具体的に。あるいは「悪かった点を 3 つ自己批判してから、それを直して再生成して」と内省を促す。

あなたが直前に書いた回答について、悪かった点・改善できる点を 3 つ自己批判してから、その指摘を反映して再生成してください。
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📚
長文の活用不足 #7

長い文書を要約させずに、毎回手動で切り貼りする

ChatGPT 風 よくある書き方
(20 ページの PDF から、自分で重要な 1 段落だけコピペして) この段落を要約して。
Claude では何が起きる?

Claude (特に Sonnet/Opus) は **20 万〜100 万トークン** の長コンテキストが強み。ChatGPT の癖で「短く切り出してから渡す」と、本来 Claude が見つけてくれた関連箇所を見逃すことになる。

Claude 流 推奨アプローチ

**全文をそのまま貼って質問する**。Claude は関連箇所を自動で探してくれる。「以下の文書から ○○ について書かれている箇所を抜き出し、要約してください」と頼むのが定番。

以下の文書全体から、「コスト」に関する記述を抜き出し、要点を 3 つに整理してください。

<document>
(ここに長文を貼り付け)
</document>
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🔧
出力形式の強制 #8

JSON 出力をお願いベースで頼む

ChatGPT 風 よくある書き方
次の文を JSON 形式で返してください: { name, age } の 2 フィールドで。

田中さん、32歳。
Claude では何が起きる?

「お願い」ベースだと、たまに前置き (`もちろんです、こちらが JSON です:`) が混じり、プログラムでパースする時に詰まる。Claude API では **prefilling** という強力な機能で応答の冒頭を `{` に固定でき、確実に JSON だけを返せる(ChatGPT には無い機能)。

Claude 流 推奨アプローチ

API では assistant メッセージを `{` でプリフィル(API 呼び出し時の messages 末尾に `{role:'assistant', content:'{'}` を追加)。Playground では「**前置き禁止。応答は `{` から始めること**」と明示。

次の文から人物情報を抽出し、JSON で返してください。前置きや解説は一切禁止。応答は `{` から始め、`}` で終わること。

スキーマ: { "name": string, "age": number }

入力: 田中さん、32歳。
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📝
出力形式 #9

出力の長さ・形式を指定しない

ChatGPT 風 よくある書き方
機械学習について教えて。
Claude では何が起きる?

曖昧な依頼だと、Claude は親切心から **長く詳しく** 説明してしまう傾向がある(特に Opus)。結果、本当に欲しい一言を見つけるのに時間がかかる。

Claude 流 推奨アプローチ

**長さ・想定読者・粒度** の 3 点を必ず指定する。「中学生向けに 200 字以内で」「経験者向けに専門用語 OK で 5 行で」など。

機械学習とは何か、中学生にも分かる言葉で 200 字以内、3 行で説明してください。専門用語を使う場合は必ず ( ) で言い換えを添えてください。
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💡
例示の活用 #10

「こういう感じで」を口頭で説明する(例を見せない)

ChatGPT 風 よくある書き方
商品レビューを 5 段階評価してタグ付けして: 「届いた商品が破損していた」
Claude では何が起きる?

口頭の説明だけだと、Claude は自分なりに「タグ」を考案するので、プロジェクト固有の語彙(社内用語、特定の分類体系)に揃わない。

Claude 流 推奨アプローチ

**1〜3 個の入出力例を XML タグで示す** (multishot prompting)。Anthropic 公式ドキュメントが推奨する最も即効性のあるテクニック。

商品レビューを 5 段階評価し、タグ付けしてください。

<examples>
<example>
<input>商品の質は良いが配送が遅かった</input>
<output>{"score": 3, "tags": ["配送遅延", "品質OK"]}</output>
</example>
<example>
<input>説明と違う色が届いた</input>
<output>{"score": 1, "tags": ["商品違い", "色相違"]}</output>
</example>
</examples>

<input>届いた商品が破損していた</input>
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Official Videos

📺 もっと知りたい人へ — Anthropic 公式動画

Anthropic 公式 YouTube チャンネル (@anthropic-ai) の動画。英語ですが、YouTube の右下「字幕」→「自動翻訳」で日本語字幕を出せます。

Prompting 101 (Code w/ Claude)

約 30 分

Anthropic の Code w/ Claude カンファレンスでの、プロンプトエンジニアリング基礎セッション。英語ですが YouTube の自動翻訳字幕で日本語視聴可。

公式チャンネルで他の動画を見る

Code w/ Claude のセッション集、新機能の解説、エンジニアリング Deep Dive など。 埋め込みたい動画があれば content/habits.pyANTHROPIC_VIDEOS に追加できます。

@anthropic-ai を開く →

🔄 自分のプロンプトを Claude 流に書き直したい?

普段書いているプロンプトを貼り付けるだけで、Claude が「Anthropic 公式流」(役割明示・XML 構造化・出力形式指定) に書き直し、 さらに 両方の応答を並べて比較 できます。「自分の書き方」と「推奨版」の差を体感する一番早い道です。

プロンプト変換器を使う →