重要キーワード
| English | 日本語 | 説明 |
| Context Window |
コンテキストウィンドウ |
1 セッションで Claude が一度に保持できるトークン上限 |
| Token Economy |
トークン経済 |
ツール呼び出し・ファイル読み込み・出力が消費するトークンの考え方 |
| /clear |
クリア |
セッションのコンテキストを完全リセットする slash command |
| /compact |
コンパクト |
会話を要約圧縮し、記憶を残しつつコンテキストを縮小する |
| /cost |
コスト |
セッションのトークン消費・概算費用を表示 |
CLI vs IDE — どっちを使う?
Claude Code は CLI / VS Code 拡張 / JetBrains プラグイン / デスクトップアプリ / Web 版 の複数形態で同じバックエンド (同じセッション・同じモデル) を共有します。
どれを使うかは作業スタイル次第で、混在も普通です。比較表
| 観点 |
CLI |
VS Code / JetBrains 拡張 |
| 起動 |
claude 一発 |
IDE 起動 → サイドパネル |
| 差分プレビュー |
テキスト表示 |
行ごとに承認 (インライン diff) |
| 選択範囲指定 |
@file.py:10-30 |
マウス選択 → 自動コンテキスト化 |
| 複数ファイル一覧 |
@dir/ で開示 |
エクスプローラから複数選択可 |
| ターミナル統合 |
ネイティブ |
IDE 内ターミナル |
| 画像 (スクショ) |
クリップボードから貼付 |
ドラッグ&ドロップ |
| マルチプロジェクト |
タブを使い分け |
IDE のワークスペース機能 |
| キーバインド |
シェルそのまま |
IDE のショートカットを再利用 |
| 学習コスト |
低 (コマンド数語) |
中 (拡張の UI に慣れが要る) |
| 得意な作業 |
大規模リファクタ / Bash 駆使 / CI 連携 |
小さな編集ループ / レビュー / UI 微調整 |
VS Code 拡張のセットアップ
- 拡張機能タブ で「Claude Code」を検索 → インストール
- または CLI から:
code --install-extension anthropic.claude-code
- コマンドパレット (
Ctrl+Shift+P) で Claude Code: Open を実行
- サイドパネルが開く → 既存 CLI セッションを引き継ぐ or 新規開始
VS Code 拡張の便利機能
- Inline Diff: Claude が編集を提案すると、ファイル上に差分が直接表示。✓ で個別に承認、× で却下
- Selection to Claude: コードを選択 → 右クリックメニュー or
Cmd+Esc でその範囲だけを Claude に投げる
- Status Line: 下部にトークン消費・モデル名・現在 mode が常時表示
- Diff Approval: 大規模編集を「ファイル単位」「ハンク単位」で個別承認できる
- Inline Quick Fix: エラー行で電球アイコン → 「Claude に修正させる」
よくある使い分け
| シーン |
推奨 |
| 「この関数だけリファクタ」 |
VS Code 拡張 (関数を選択 → 依頼) |
| 「リポジトリ全体のテスト追加」 |
CLI |
| 「PR レビュー」 |
VS Code 拡張 (差分プレビューが視覚的) |
「CI で claude -p を回す」 |
CLI |
| 「ターミナル中心の作業」 |
CLI |
| 「UI 開発で見た目を直す」 |
VS Code 拡張 (スクショ貼付 + プレビュー) |
JetBrains プラグインのセットアップ
- Settings → Plugins → Marketplace で「Claude Code」検索
- インストール後 IDE 再起動
- 右サイドバーに Claude Code ツールウィンドウが追加
Tools メニュー → Claude Code: Login
JetBrains 特有の便利
- Refactoring との連携: IntelliJ の「メソッド抽出」「リネーム」をプロンプトベースで実行
- Run Configuration: テスト失敗時に「Claude に修正依頼」アクション
- Database Tool 連携: SQL 結果のスクショを Claude に渡せる
CLI ↔ IDE のセッション共有
同じセッションを CLI と IDE で行き来できる:
wzxhzdk:0
セッション ID は ~/.claude/projects/<repo-hash>/ 配下に保存。実用パターン: 「IDE で書き始め、CLI で仕上げる」
wzxhzdk:1どちらを使う? (おすすめ)
- 🆕 **初心者**: まず **VS Code 拡張** から。視覚的で安全
- 🛠️ **中級者**: CLI と VS Code の **両方**。タスク単位で使い分け
- 🚀 **上級者**: CLI 中心。IDE はレビュー時のみ
- 🤖 **CI/自動化**: CLI のみ (`claude -p` でスクリプタブル)
💡 **どれを選んでも同じバックエンド**。気分やタスクで切り替えていい。
演習問題
演習 1: /cost と /compact を使ってみる
Claude Code セッションで以下を試し、トークン消費の挙動を観察してください。
- 短い質問を 5〜10 回投げる
/cost で消費量を確認
- ファイル 3〜4 個を
@ で読ませる
- 再度
/cost を確認 (急増しているはず)
/compact を実行
- もう一度
/cost (input トークンが減っているはず)
観察ポイント:
- ファイル読み込みでどれくらい増えるか
- /compact で何割減るか
- /compact 後も会話の流れを Claude が覚えているか
スタータープロンプト:
現在のセッションのトークン消費量と、コンテキストを節約するための提案を 3 つください。
ヒントを見る
/compact は要約に成功すると input トークンが半分以下になることもあります。要約後でも会話の主旨は保たれているか確認してみましょう。
理解度チェック
-
/clear と /compact の違いは?
- 両者は同じ操作
- /clear は完全リセット、/compact は会話を要約圧縮して継続
- /clear はコスト表示、/compact はファイル削除
- /clear は API キー変更、/compact はモデル切替
-
Bash の長いログ出力 (例: npm install のフル出力) を扱う時の推奨は?
- そのまま全部 Claude に流す
- head/tail/grep でフィルタ、または subagent で要約
- /compact を 5 回連打
- Opus モデルに切り替える
-
「Plan Mode で計画 → 実装は別セッション」のパターンで、間に挟むのに最適なのは?
- /cost
- /clear (計画は別ファイルに書き出してから)
- /help
- /login
-
「直前のセッションを再開」する CLI フラグは?
- claude --restart
- claude --resume / -c
- claude --revert
- claude --history
-
セッションが「だんだん混乱してきた」と感じた時の最初の一手として最も適切なのは?
- もっと強い口調で再指示する
- /compact または /clear で文脈を整理
- Opus に切り替える
- temperature を下げる
解答と解説を見る
- B — /clear は完全リセット (新規 chat 同等)、/compact は要約圧縮で文脈を残しつつ縮小します。
- B — 巨大ログをそのまま流すと数万トークン消費。フィルタするか subagent に要約させるのが定石。
- B — 計画ファイルに保存後 /clear で実装セッションをクリーンにスタート。次セッションで @plan.md で読み戻せます。
- B — claude --resume (短縮形 -c, --continue) で直前セッションを再開できます。
- B — 混乱は context の肥大が原因のことが多い。/compact (継続) か /clear (リセット) で整理するのが王道です。