A
AIエージェントの仕組み
ch9-s6 · Web Maintenance

ケース6: 個人 Web サービス保守

約 18 分

09-06. ケース 6: 個人 Web サービスの保守 — 本リポジトリを生きた教材として

シチュエーション

個人で運営する Web サービスがある(複数の小さいアプリ群)。 週末に少しずつ保守 したいが、久々に触ると:

Before (Claude Code を使わない場合)

After (Claude Code を使う場合)

各アプリに CLAUDE.md が整備されている前提で:

# 毎回 Jupyter で
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
df = pd.read_csv("./data/sales.csv")
df["date"] = pd.to_datetime(df["date"])
monthly = df.groupby(df["date"].dt.to_period("M"))["amount"].sum()
plt.figure(figsize=(10,4))
monthly.plot()
plt.title("Monthly Sales")
...

→ Claude が CLAUDE.md を読んで現状把握 → 影響ファイルを列挙 → 順次変更 → デプロイ手順を そのまま 実行(CLAUDE.md に書いてある)。

メタ実例: 本リポジトリ ★digitaocean_claudecode

このリポジトリ自体が Claude Code で運用されている 実例。 本セクションでは、本リポジトリの CLAUDE.md と、これまでに行われた 5 つの開発エピソードを 生きた教材 として解剖する:

エピソード 2: 共有 venv と専用 venv のジレンマ

エピソード 3: レート制限の追加

エピソード 4: レスポンシブナビの修正

エピソード 5: ドキュメント更新

必要な道具立て

機能 何のために
各アプリの CLAUDE.md 本リポジトリのものをテンプレに
親リポの CLAUDE.md アプリ間の共通ルール、SSH 接続情報
Skill: deploy-checklist デプロイ前後の確認手順を強制
Hook: PreToolUse (Bash) rm -rf / DROP TABLE を必ずブロック
バックアップスクリプト 定期的に取得

Skill .claude/skills/deploy-checklist/SKILL.md (例)

$ cd ~/projects/data-analysis
$ claude

> ./data/sales.csv の月次推移を可視化して、外れ値があれば指摘して

ワークフロー (週末 1 時間で 1 改善)

# データ分析プロジェクト

## データの場所
- `./data/raw/` — 元データ (変更禁止)
- `./data/processed/` — 前処理済み
- `./data/output/` — 分析結果(グラフ・レポート)

## よく使うライブラリ
- pandas, numpy, matplotlib, seaborn, scikit-learn, scipy
- どれも uv 環境にインストール済み(.venv 自動 activate)

## 分析の流儀
1. **EDA は必ず最初**: shape, dtype, null 数, describe を確認
2. **可視化は必ず保存**: `data/output/<日付>-<内容>.png`
3. **異常値検出**: IQR 法 + Z-score の両方
4. **結論は 3 行**: ビジネスインパクトを優先

## 避けたいこと
- `display(df)` で巨大データを画面に出す
- グラフを表示するだけで保存しない
- 統計的根拠なしの "外れ値っぽい" 判定

注意点・限界

応用

このケース後にできるようになること

章のまとめ (第9章のクロージング)

ケース 学んだこと
s1 リポジトリキャッチアップ 新規参加プロジェクトを 1〜2 時間で把握
s2 リファクタ自動化 機械的反復作業を半自動化 + テスト駆動
s3 PR レビュー チーム業務に AI を組み込む
s4 個人ナレッジベース 蓄積を AI 横断検索可能に
s5 データ分析 探索的分析の高速化
s6 Web サービス保守 全機能の総合運用 + 過去の失敗を資産化

第9章を通じて、Claude Code は 手段 であり、目的は 読者の業務効率化と価値創出 であることを体感した。

道具立ては段階的に: 1. 最初は CLAUDE.md だけ で始める 2. 課題が明確になったら Skill / Hook を足す 3. 特化型ワークフロー が必要になったら Agent SDK で独自エージェント

→ 「自分専用の AI 相棒」が育っていく。

関連

📝 理解度クイズ (3 問) 💡 ログインすると進捗が保存されます

💬 このサブステップの Q&A

まだ質問はありません。最初の質問を投稿してみましょう。

質問の投稿にはログインが必要です。