Skills とは
Skill = Claude が必要なときだけ読み込む「専門タスク用パッケージ」。 SKILL.md (指示文) + 任意のスクリプト・参考ファイル を 1 つのフォルダにまとめ、 description で「どんな時に発動するか」を Claude 自身に判断させる 仕組み。
[Claude Code (ローカル)] [クラウド版 Claude Code (クラウド)]
│ │
│ 1. 設計・準備 │
│ 2. 機密データの匿名化 │
│ ───────────► 公開可能データを渡す──► │
│ │ 3. 重い処理 (時間・並列)
│ ◄──── 成果物 ((PR / Drive)) ──────────│
│ │
│ 4. 結果のレビュー・微調整 │
│ 5. 本番反映 │
SKILL.md の中身は最小こんな感じ:
[Code] 競合リスト (CSV) を準備、対象URL を確認
↓
[クラウド版 Claude Code] 30 社の料金ページをスクレイプ → 表化 → Drive 保存
↓
[Code] 前週との差分を計算 → 重要変更 3 件を抽出
↓
[Slack] #leadership に「今週の動き」サマリ投稿
公式 Skill (Pre-built)
Anthropic が用意していて 誰でも使える のがこちら (2026 年時点):
| Skill | 主な用途 |
|---|---|
| PowerPoint | スライド生成 (テンプレートに沿った企画書など) |
| Excel | 表計算ファイル作成 + 数式・グラフ |
| Word | 体裁整った文書作成 |
| PDF Form | PDF フォームへの自動記入 |
公式 Skill は Free プランでも使える (利用回数制限あり)。
Custom Skill の作り方
- 上記の構造でフォルダを作る
- ZIP に固める
- claude.ai で Settings → Customize → Skills → "+ Create skill" からアップロード
- プロンプト中で必要時に Claude が自動 invoke する (
descriptionがトリガー)
💡 Custom Skill は Pro / Max / Team / Enterprise プラン + Code Execution 有効化 が必要。
Claude Code の Skills と何が違うか
| claude.ai の Skill | Claude Code の Skill (ch6) | |
|---|---|---|
| 使う場所 | ブラウザの Claude チャット | ターミナル / IDE の Claude Code |
| 配布 | ZIP アップロード | リポジトリ内 .claude/skills/ |
| 実行環境 | claude.ai のサンドボックス | ローカルマシン |
| 想定ユーザー | ナレッジワーカー | 開発者 |
| Skill のフォーマット | 同じ (SKILL.md + YAML) | 同じ |
⚠️ ここが重要: SKILL.md のフォーマットは共通。 1 度書いた Skill は claude.ai / Claude Code / Claude API で同じものが使える。 (ただし呼び出し可能なツールは環境ごとに違う — claude.ai なら sandbox、Claude Code ならローカル CLI)
description の書き方が成否を分ける
Claude は description を読んで「この Skill を発動すべきか」を自分で判断する。 description が曖昧だと 発動しない か 間違ったタイミングで発動する。
| ❌ 悪い description | ✅ 良い description |
|---|---|
| "request handling" | "ユーザーが PDF 請求書を添付して 金額/日付/税額 を抽出したい時に使う" |
| "Excel の処理" | "売上データの CSV を渡されてピボット表+グラフ付き .xlsx を返す時に使う" |
| "ヘルプ" | "(具体的な状況がない → そもそも Skill 化不要)" |
いつ Skill 化するか
✅ 向いている: - 同じ手順を繰り返す業務 (請求書処理・週報生成・特定フォーマットへの変換) - 特殊な社内ルール (ブランドガイドライン・略語辞書・命名規則) - 専門ファイル形式 (社内独自の YAML / 設計書テンプレ等)
❌ 向いていない: - 1 回限りのアドホックな指示 → 普通のプロンプトで十分 - 機密情報そのものを Skill に書き込む (Skill は使い回されるのでログに残りやすい)
ベストプラクティス
- まず公式 Skill を試す — どう動くかを体感してから自作へ
- 小さく始める — SKILL.md だけで完結する Skill から作る (スクリプトは後で追加)
- description はテストする — 同じ Skill を何度か違う言い回しで呼んでみて、確実に発動するか確認
- 信頼できないソースの Skill を入れない — Skill は claude.ai 上で動くので、悪意ある Skill は脅威になりうる
- Team 共有は Custom Skill — 同じ Skill をチーム全員に配ると「業務の標準化」が進む
私は経理担当者です。毎月 30 通ほど取引先から PDF 請求書が届き、金額・税額・支払期日を Excel に転記しています。これを Custom Skill にするとしたら、SKILL.md の name / description / 指示本文をどう書くべきか案を 3 通り出してください。発動条件 (description) の差分を明示すること。